発達障害の理解を得て、快適な仕事の人間関係を作る3つのコツ

発達障害の仕事術

こんにちは。川畑です。

タイトルの通りですが、今回の記事では「周りから発達障害の理解を得て、快適に仕事できるようにするには?」について話します。

僕もたくさん経験あるのですが、発達障害を持った当事者は、健常者だと当たり前にできることが、さっぱりできません。

そして、できないことが多いことによって、周りから理解が得られず、寂しい思い、辛い思いをたくさんしてきましたよね。

やはり健常者と同じことができない僕たちは、周囲からの理解が得られないとすごく苦しいわけですね。

特に仕事においては、僕たちは苦手なことが多いぶん、周りから理解されずに仕事に取り組むことは、本当に苦痛ですよね。

僕はASDとADHDの両方を持っているので、「2つ以上のタスクを抱えた瞬間パニックになる」「取引先の人とのコミュニケーションの取り方がわからない」などなど、健常者ではきっと味わうことがないだろう苦い思いをたくさんしてきました。

だから僕たちが快適に仕事する上で、「周りから理解を得て、快適に仕事ができる」というのは、すごく幸せな状態だと思うんですね。

僕は29年間生きてきて、人間関係に苦労した期間の方が多いし、今でも悩むことはたくさんあるのですが、それでも今が最も幸せな人間関係を築けています。

周りから僕という人間をちゃんと理解してくれ、そして苦手な部分はしっかりフォローしてくれる。そんな人達に囲まれながら仕事ができています。ご縁にすごく恵まれました。

今日は、「どうして僕は、周りからの理解を得られて仕事ができているのだろう?」というのを振り返って考えた結果、これが重要だったなという結論に至ったものを3つご紹介します。

周りとの人間関係に悩んでいる人。今の仕事環境で悩んでいる人など。何かしらの人間関係で悩んでいる発達障害持ちの人たちの参考になれば嬉しいです。

では、1つずつ見ていきましょう。

発達障害に理解のある職場関係を作るコツ1.生き方を決める

周りから理解を得て、快適な仕事環境を得る上で一番重要なことは「自分の生き方を決めること」だと思います。

どうしても発達障害を持っていると、「得意なこと」「できないこと」はハッキリ分かれてしまいます。

だから、「できないことは無理してやらなくて良い」という状態を作ることが、僕たち発達障害持ちが幸せに生きる、1つのゴールだと思うんですね。

ですから、まずは「できないこと」「やりたくないこと」を、1つ1つ見つけていくことが大切です。

なぜこれが大事なのか。それが2番目のコツに繋がるんですね。

発達障害に理解のある職場関係を作るコツ2.付き合う人間を決める

周りから理解を得て、快適な仕事環境を作る2つ目のコツは「付き合う人間を決める」ということです。

残念ながら僕たちは、全ての人に受け入れてもらうことはできません。だって常識で考えたらダメでしょ!と思われてしまう失敗をしてしまうのが僕たちなのですから。

でもその失敗しやすい体質そのものがいけないわけじゃないんです。そのよくやっちゃう失敗をいくらやらかしても、ちゃんとリカバーされていく人間関係を作っていけば、万事OKなわけです。

だから苦手なことから逆算して、自分がどういう人と一緒にいるとうまくいくか、というのをちゃんと認識しておくことが大切なんですね。

例えば僕の友人のADHD持ちは、YouTuberなのに全然動画を作らないんですねw

「動画作った?」と聞くと、「あっ!ごめん!忘れてた!」というのがいつものパターンです。

しかし彼女の場合は、自分がうっかり忘れても仕事が回るように、漏れなく仕事をしっかり遂行する人たちで、周りを固めているんですね。

これはやはり、彼女が「自身ができないことは何か」の自己理解をしているから、それを助けてくれる周りの人間たちが集まってくるんですね。

こんなふうに、周りが自分の至らなさを助けてくれる状態になると、とにかく得意分野で能力を発揮すれば良いだけになってくるので、すごく楽になってきます。

ですからぜひ、「どういう価値観をもった人と付き合いたいか」「どんな能力を持った人と一緒だと仕事がしやすいか」というのを、ぜひ考えてみていただけたらと思います。

発達障害に理解のある職場関係を作るコツ3.自己開示をする

最後にご紹介する、周りから理解を得て、快適な仕事環境を作るコツは「自己開示」です。

やっぱりどこかのタイミングで、自己開示は必要になってきます。

もちろん自己開示する相手は慎重に選んでいいし、全てを自己開示しなければいけない、というわけではありません。

ただ、最も信頼を置けそうな人に、自分がどういう特徴を持っている人間なのかを伝えられたら、気持ちの面でも幾分か楽になります。

また、「こういう障害を持ってます」とは言わなくても、「僕はこういう作業が苦手なのですが、こんな作業なら得意です」とか、「こんな場面で毎回同じミスをするのですが、これは治らないのでこんなふうにフォローしていただけると嬉しいです。」

といった感じで、相手に対して具体的にどんな仕事が能力を発揮しやすいかとか、どんなフォローが欲しいのか、という要求を明確にしましょう。

すると相手も「えっ、なんでこの人こんなこともできないの」という感情から、「あっ、そういうことだったんだ」という理解に変わっていきます。(もちろん人間的にできている、という前提ですが。)

ですので、信頼できる人間を見つけたら、ぜひ少しずつ自己開示をしていき、あなたとその人との関わり方を提案していってください。

まとめ.苦労が多い分、報われた時の幸福感も大きい

まず一言、この記事の内容を取り入れていただく際の注意点なのですが、ここで提示しているコツは絶対的な解決策ではない、ということです。

あくまで僕一個人がもがいていく中で、なぜ人間関係が良くなったのかを振り返った結果、導き出された1つの答えでしかありません。

ただ1つ言えることは、僕たちの人生は健常者に比べ、だいぶハードモードだと思います。

でも苦労が多い分、素敵な人間関係を作ることができたとき、その幸福感や感謝の念というのも、人一倍大きく感じ取ることができます。

それって生きていく上ですごく重要なことで、苦労を知らない人間って、うまくいった後調子に乗ってしまい、結果としてダメになっていくことが往々にしてあるんですね。

でも苦労をたくさんしてきた僕たちは、うまくいった時にそれが当たり前でないことを知っています。

だからうまくいった時の環境を大事にできるし、崩さずにずっと良い状態をキープできるようになります。

今苦労している経験は決して無駄にはならないので、ぜひ一緒に試行錯誤しながら、少しずつ良い方向に向かって歩んでいきましょうね。

今日は以上です。

川畑

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