こんにちは。
最近猛烈に将棋にハマっている川畑です。
今これを書いてるのが6月16日なのですが、ちょうど将棋を始めてから2週間になるんですよね。
特に将棋ウォーズというアプリがとても良く出来ていて、毎日10分切れ負けで対戦して、ようやく7級まできました。
とはいえ、ここから級位を上げていくのが大変で、勉強や棋譜解析がめちゃくちゃ大切になってきます。
※棋譜解析とは、↓こんな風に形勢評価をグラフ化したり、AIが推奨する手筋を示してくれたりするものです。

ただ、将棋ウォーズの棋譜解析機能(棋神解析のこと)は、お金がかかってしまいます。
日頃から将棋を指す方の場合、毎局棋神解析を使っていると、毎月何万円と飛んでいきます。
僕みたいな一般市民には、棋譜解析に毎月そこまでお金をかけることができません。
でも強くなるには、棋譜解析を使って、ちゃんと感想戦をやりたい…。
そう考えて色々とネットを調べていたら、なんとPCを使って無料で棋神解析できてしまう方法を発見したのです!!
将棋ウォーズの運営会社には申し訳ないのですが、かなりお得に、しかもガッツリと棋譜解析ができるので、エコに強くなりたい僕みたいな方に向けて、その方法をご紹介しますね。
将棋ウォーズの棋神解析を無料で行う方法:全体の流れ
具体的な手順を紹介する前に、まずは全体の流れをザッと共有しますね。
全体の手順は、以下の通りです。
- 事前準備(ソフトのインストール)
- 棋譜をコピー
- 将棋所で棋譜解析
- AIの推奨手を見てみる
なお、ステップ0の事前準備は1回やってしまったら、もうする必要のない作業ですので、実際に日々の対局で振り返えっていくときは、1〜3の手順をぐるぐる回していくことになります。
それでは、具体的に1つ1つの手順をご紹介しましょう。
将棋ウォーズの棋神解析を無料で行う方法0:事前準備
まずは、棋神解析を無料でできるようにするために、事前準備をしておく必要があります。
パソコンの中に、棋譜解析ができる無料ソフトをインストールします。
僕の場合は、M1のMacBookというマニアックなパソコンを使っており、使える将棋ソフトも少なかったので、将棋所という棋譜ソフトをインストールしました。
このインストール作業、通常であればかなり小難しい設定が続くのですが、↓こちらの記事が非常に分かりやすく、僕自身参考にしながら1つ1つ進めていったので、M1 MacBookに将棋ソフトを入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
『M1 Macで将棋ソフトをダウンロード 棋譜DBを検討/解析してみた』
⇒https://ilikeniigata.com/2022/02/25/m1macsyogi2022/
ちなみに、Windows PCをお持ちの方の場合は、こちらの記事が参考になりそうですので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
『【将棋所】のダウンロードから思考エンジンの登録方法』
⇒https://81shogi.com/free-shogi-software-gui-shogidokoro/322/
この作業は、1回だけ乗り越えてさえしまったら、二度とする必要がない部分ですので、頑張っていきましょう。
将棋ウォーズの棋神解析を無料で行う方法1:棋譜をコピー
では、事前準備が終わったら、実際に将棋ウォーズで行った対局を、棋譜解析にかけていきましょう。
まずは、将棋ウォーズの対局一覧から、棋神解析をかけたい棋譜をクリップボードにコピーします。
手順としては簡単で、『将棋ウォーズ棋譜コピー』というツールを使って、棋譜をコピーします。
『将棋ウォーズ棋譜コピー』はこちら
⇒https://pro.webkatu.com/warskifcopy/
『将棋ウォーズ棋譜コピー』の使い方は非常に簡単で、まずは、将棋ウォーズのアカウントIDを、検索にかけます。
アカウントIDは、ここで確認できます。

このIDを、検索にかけます。

すると、過去の対局が、最新のものから順番に並ぶので、棋譜解析をしたい対局をコピーします。

これで、手順1は終了です。
将棋ウォーズの棋神解析を無料で行う方法2:将棋所で棋譜解析
棋譜をコピーしたら、事前準備の段階でインストールした、将棋所というソフトに貼り付けて、棋譜解析を行います。
まずは、将棋所を立ち上げます。
次に、ショートカットキー「Shift+⌘+V」で貼り付けます。すると、下の画像のように記譜が貼り付けられます。

※ただし、僕のように「Clipy」などを使っていて、上記のショートカットキーを使ってもうまくいかない方は、上のメニューバーの[編集]⇒[棋譜・局面ペースト]の順番でクリックしてください。

棋譜のペーストが完了したら、いよいよ棋譜解析をかけます。上のメニューバーの[対局]⇒[棋譜解析…]の順番でクリックしてください。

次に、1手あたりの試行秒数を入力して、[設定して開始]ボタンをクリックします。

注意点としては、この秒数が初期状態だと5秒だったのですが、5秒で棋譜解析をかけると、解析が完了するまでめちゃめちゃ時間がかかります。
なので、僕はこの秒数は1秒にして、棋譜解析を行なっています。(秒数が長いほど解析結果が正確になるので、そこの判断はお任せします。)
棋譜解析がスタートすると、↓こんなふうに棋譜解析が始まります。

棋譜解析が完了したら、スクロールして気になるところまでさかのぼることができます。
僕はここで、評価値が大きく下がっているところを確認したりして、どこから流れが悪くなったのかを確認しています。
将棋ウォーズの棋神解析を無料で行う方法3:AIの推奨手を見てみる
さて、棋譜解析が終わったところで、自分の悪手がどこだったのかが明らかになりますよね。
自分が悪手を指してしまったところは、一体どうすれば最善手になったのか、気になりますよね。
僕の場合、最善手を調べるために、以下の手順で将棋所を操作して活用しています。
まずは、自分が悪手を指してしまった直前のところに、局面を合わせます。
次に、将棋所内の上部にあるボタンの中の[検]をクリックします。

すると、将棋所のウインドウの下部に推奨手がバーっと出てきますので、ある程度候補手が出てきたら、その中から評価値が一番高いものを選んで、それを見ながら将棋を進めてみて、本当はどう進めれば形勢を良くすることができたのかを、見ていきます。
僕は、ブログ記事用に↑の動画を収録していることを忘れ、このまま30分ほどずーっと推奨手通りに指していました笑
意外な手が出るたびに「えーっ!」「そっちいくの!?」とか、1人で大騒ぎしてました笑
こんな感じで次の一手は何を指すべきだったのかを見ていくことで、自分の将棋の何がダメだったのかを学んでいくことができます。
以上の3つ(事前準備を合わせると4つ)の手順を踏んで、棋神解析を無料で行っていくことができます。
まとめ:棋譜解析を使い倒すのが上達の早道
いかがでしたか?
僕が将棋を始めてまだ4日後の時に、『初段になるための将棋勉強法』という書籍を購入しました。
ここには、将棋上達のために何をすべきかが、初心者の僕にも非常にわかりやすく解説されているのですが、この書籍には、感想戦(対局後の振り返り)の重要性が説かれています。
そして、ネット将棋(将棋ウォーズなど)後には、一人で感想戦を行うために、形勢判断ソフトを使って、1人で検討するようにしましょう、ということが書かれていました。
近年の将棋界では、トッププロの棋士の方々も、皆さん必ず将棋ソフトを使って日夜将棋の研究をされていると、プロの棋士がYouTubeでおっしゃっておりました。
ですので、いち早く上達するためにも、この記事でご紹介した方法を活用していただければと思います。
というわけで、今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😎
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